ドラマ版ロード・オブ・ザ・リングのシーズン2。
シーズン1に比べてテンポよく物語が進行して気持ちよく観ることができた。
今シーズンはサウロンの物語だった。
エルフに変装したサウロンが狡猾な知略でエレギオンを破滅に導いたのは映画のサウロンとはまた違った恐怖を感じた。
9つの指輪を手に入れたサウロンが今後どのように人間族を堕落させていくのが次シーズン以降楽しみだ。
サウロンとは違ったタイプの悪役としてアダルもとてもいいキャラクターだった。ダークエルフのような見た目でオークの指導者である彼は今までのロード・オブ・ザ・リングにはいない異質な存在だ。ロード・オブ・ザ・リングの世界ではオークは無条件で悪であり暴力の象徴的な存在であるが、アダルはオークが平和に暮らせる世界を目指そうとしていたのは面白い設定だと思った。最終話ではガラドリエルとも和解できそうな雰囲気だったが、サウロンの傘下に下ったオーク達に殺されたのは残念だった。(個人的にはオーク達がサウロンの傘下に下る描写をもっと丁寧に描いて欲しかった……)
シーズン2ではアラゴルンのご先祖のエレンディルやイシルドゥルがあまり登場しなかったので、シーズン3での活躍を楽しみだ。
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