本 2025.02.05 【感想】初夏ものがたり 死者と生者が織りなす初夏の物語初夏の瑞々しい光や雨の描写が印象に残る作品だった。山尾悠子の小説は重厚で難解なものが多いが、本作はむしろ軽やかな雰囲気で物語は展開されていた。個人的には2話目が最も印象的だった。高慢な主人公が未熟さゆえに思い違いを起こす様は自分の青春を思い出すような恥ずかしさもあったが、ラストは爽やかな読後感があるストーリーだった。酒井駒子の挿絵もとても素晴らしかった
映画 2025.01.11 【感想】ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 シーズン2 ドラマ版ロード・オブ・ザ・リングのシーズン2。シーズン1に比べてテンポよく物語が進行して気持ちよく観ることができた。今シーズンはサウロンの物語だった。エルフに変装したサウロンが狡猾な知略でエレギオンを破滅に導いたのは映画のサウロンとはまた違った恐怖を感じた。9つの指輪を手に入れたサウロンが今後どのように人間族を堕落させていくのが次シーズン以降楽しみだ。サウロンとは違った
映画 2025.01.02 【感想】インターステラー 2回目の鑑賞物理学の知識がほとんどないため、理解が追いつかない描写も多々あった。それでも、圧倒的な映像美のおかげで宇宙の果てへの旅に没入することができた。特に印象的だったのは宇宙空間のシーンだ。リアリティを追求して無音で描写されているにもかかわらず、圧倒的な迫力と緊張感が伝わってきた。音楽も非常に印象的で宇宙の壮大さや神秘性をより際立たせていたように感じる。作曲を担当したのはハンス
本 2024.04.29 【感想】怪異古生物考 本書は伝説や伝承に登場する怪異の正体を古生物学の視点から考察する内容になっています。ユニコーンやグリフィンなどの西洋のクリーチャーから天狗や鵺などの日本の妖怪まで計9体の怪異が紹介されています。古代の人々が古生物の化石からどのようなプロセスで怪異を想像したのかが綴られています。もちろん、古代人と直接対話したわけでもないので可能性の一つとしての話ですが、どれも大なり小なり納得感はありました。
旅行記 2024.04.28 夜の散策 〜新宿〜 東新宿駅で下車して花園神社方面に向かって適当に散策します。とりあえず50mmの単焦点レンズを1本を持ってきましたが、駅のエスカレータを出たところから見上げる円形のペデストリアンデッキを見ると広角レンズを持ってくればよかったと少し後悔します。からあげ君の予備が捕まっていました。ここから新宿の飲み屋にお酒が出荷されているのかもしれない。歌舞伎町タワーの頂
音楽 2024.03.30 MyMusicArchive 2024/03 水中スピカ/beyond mehttps://youtu.be/ZSStoaHdwSM?si=PTrC8Q6jKSz3Xz7Eマスロックバンドの水中スピカポップスとマスロックのバランス感覚が絶妙に感じる。展開が多いので聞くたびに新しい発見がある。